シャイアー がん事業を仏製薬に24億ドルで売却 – 日本経済新聞



 アイルランドの製薬大手シャイアーは16日、同社のがん治療薬事業を仏製薬会社のセルヴィエ社に24億ドル(約2500億円)で売却すると発表した。シャイアーを巡っては武田薬品工業が買収検討を発表している。シャイアーは売却について「がん事業は長期的な戦略ではコア事業ではないと考えた」とコメントしている。

 シャイアーは血液や免疫の難病といった患者数が少ない希少疾患に対する治療薬に強みをもち、高い収益性を確保している。武田薬品はこうした事業で相乗効果が見込めるとみて、買収を検討しているとみられる。今回シャイアーが非中核事業のがん治療薬の売却を決めたことで、買収提案に影響を与える可能性もありそうだ。

 シャイアーの時価総額は5兆円前後。仮に全株式を取得する場合は6兆~7兆円が必要とされており、実現すれば日本企業として過去最高額のM&A(合併・買収)となる可能性がある。

 シャイアーは売却益の扱いに関し「武田がシャイアーに買収提案するか決めた後、自社株買いなどを通じて株主に還元することを検討する」と説明している。武田薬品は「売却についてコメントすることはない」(広報)としている。





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