【高松コンストラクショングループ】世界最古の企業からゼネコンまでM&Aで描く成長戦略 – M&A Online



高松コンストラクショングループ<1762>は関西を発祥の地とする中堅ゼネコンだ。利益率重視の経営で、2017年3月期には売上高2141億3000万円に対して営業利益は129億3500万円。売上高営業利益率は6.0%と、まずまず。2017年4月には協和銀行(現・りそな銀行)出身の吉武宣彦が社長に就任、2018年4月には傘下の中核企業である高松建設でオーナー一族の高松孝年社長が就任するなど、着々と新体制づくりが進んでいる。同社の成長戦略の要が企業買収・合併(M&A)だ。

3つの大きな「転機」

高松コンストラクショングループには3つの大きな転機があった。最初の転機は賃貸マンション事業。1960年代後半に旺盛な住宅ニーズに対応するため、提案型の賃貸マンション建設に乗り出したところ、これが大当たりする。「熱心な営業活動と親身なコンサルティングで土地のオーナーからの高い信頼を勝ち得た」(吉武社長)のだ。同社が企業理念としている「C&Cカンパニー」はコンサルティング(提案)とコンストラクション(建設)の2つのCを意味するが、前者のC(コンサルティング)は提案型賃貸マンション事業で培われたものだ。

第2の転機は地元を襲った1995年の阪神・淡路大震災。当時、阪神間の被災地で同社は108棟のマンションを施工していたが、躯体の損傷は1棟もなかったという。図らずも地震に強い並外れた施工力が証明され、施主からの信頼が高まった。そして第3の転機となったのが2000年以降のM&A戦略だ。その先駆けとなったのは同年に買収した建機大手コマツの子会社・小松建設工業(当時)だった。



阪神大震災
阪神大震災で自社物件の耐震性の高さが証明された(Photo By 松岡明芳)



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