新社長、M&Aに意欲 IoT、自動運転など – 毎日新聞




 4月1日付で就任した三菱電機の杉山武史社長が毎日新聞などのインタビューに応じた。M&A(企業の合併・買収)について「財務的な安定性を担保する中であれば投資していく」と述べ、5000億円程度を上限に積極的な買収を進める意欲を示した。

 同社は2015年度、当時常務執行役だった杉山社長が主導し、三菱電機のM&Aとしては過去最大規模の約900億円でイタリアの空調メーカーを買収した。

 杉山社長は今後の成長の柱として、IoT(モノのインターネット)を活用した工場の自動化(FA)や自動運転、鉄道の安全制御システムなどを挙げ、こうした分野を中心に、M&Aや設備投資を積極的に進める方針を述べた。

 IoTや自動運転などの分野では、米IT大手のグーグルなどと競合するが、杉山社長は同社の強みを、人工衛星や5G(次世代高速通信規格)、自動車機器など「個々の製品群を(自社で)持っている点」と分析。複数事業を組み合わせて対抗する考えを述べた。

 同社は中国でのFA機器販売などが好調で、17年度の売上高や営業利益は過去最高となる見通し。杉山社長は20年度までの経営目標に売上高5兆円以上、営業利益率8%以上を掲げる。

 目標達成のため原子力など比較的収益性の低い事業の見直しにも言及し、「電力ビジネスは点検・保守の体制を整えながらどうスリム化するかが、一つの課題だ」と語った。【柳沢亮】






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