ブロードコム、クアルコム買収で最大1000億ドル調達へ – 日本経済新聞



 【シリコンバレー=佐藤浩実】米半導体大手のブロードコムは12日、クアルコムの買収に関してシティグループやJPモルガン・チェースなど12の金融機関から最大1000億ドル(約10兆9千億円)の融資を得ることで合意したと発表した。提案額である1210億ドルのうち7割強を占める現金部分に充てる。巨額資金の調達に対する懸念を払拭し、今週中に予定するクアルコムとの会談を優位に進める狙いだ。

 融資枠の設定で合意したのはシティやJPモルガン、バンクオブアメリカ・メリルリンチといった米国の主要金融機関のほか、日本の三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友銀行など。このほか、シルバーレイク・パートナーズやKKRなどが買収手続きのために転換社債で60億ドルを提供する方針という。

 ブロードコムは同日に顧問の弁護士事務所を通じて、クアルコムが9日に表明した規制当局の審査に対する懸念について「事実に基づかない」と細かく反論。クアルコムの主力である特許のライセンス事業についても「不公正で持続可能性がない」と糾弾し、買収によって事業モデルを「変える」とした。

 ロイター通信によると、14日にも両社の首脳が直接会って買収に関して話し合う見通し。ただ、会談の日程調整を始めた先週以降も、互いに相手の主張を否定し合う状況が続いている。





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