7nmのビットコイン・マイニング用ASIC、国内スタートアップが18年8月にサンプル出荷 – 日経テクノロジーオンライン



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 2016年11月設立のスタートアップ企業であるTRIPLE-1(本社:東京都、ホームページ)は2018年4月11日に都内で報道機関向け会見を開催し、同社が開発したビットコインのマイニング(採掘)向け専用IC(ASIC)「KAMIKAZE」を発表した。台湾TSMCの7nmプロセスで製造する。すでにテープアウト(設計完了)しており、2018年8月にサンプル出荷を開始する予定である。

登壇した尾崎 憲一氏。日経xTECHが撮影。スクリーンはTRIPLE-1のスライド

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「KAMIKAZE」の概要。演算性能のHはHashの頭文字で、ハッシュ関数演算を行う回数。TRIPLE-1のスライド

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 会見に登壇した取締役 CTOの尾崎 憲一氏によれば、仮想通貨のマイニング向けの演算は、当初はMPU、次にGPUで行われてきた。仮想通貨の取引規模が大きくなるにつれてソフトウエア処理に限界が来て、現在はASICで処理することが主流になったという。ビットコインの場合、マイニング向けの演算とは、SHA-256方式の暗号化で使うハッシュ関数の計算を指す。

 現在のところ、ビットコインのマイニング向けASICでは、マイニング関連事業で世界最大手の中国Bitmain社のチップが最も有力だという。Bitmainは同チップを使ったマイニング専用の計算機「Antminer」などを開発・提供している。尾崎氏によれば、現在、BitmainがAntminerに搭載しているマイニングASICは16nmプロセスで製造されたものが最先端だという。

 日本では2017年9月にGMOインターネットがマイニング事業への参入を発表した際に、同事業の差異化の武器として独自ASICの開発を行うことを表明した。そして、「同ASICが7nmプロセスで初の商用チップになる可能性がある」と発言したことから、大きな話題になった(関連記事1関連記事2)。GMOインターネットは、2018年1月に12nmプロセスでの同ASICの開発を発表した(ニュースリリース)。その際、18年上期中に、7nm ASICを搭載のマイニングボードを投入することも改めてアピールしている。





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