民間2代目 サイバー犯罪捜査官 為我井さん「県民の安全貢献したい」 – 東京新聞



サイバー犯罪捜査官として県警に採用された為我井さん=県警で

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 多様化するサイバー犯罪に対応しようと、県警は情報システム開発会社「NECソリューションイノベータ」のシステムエンジニア(SE)為我井(ためがい)大さん(43)を「サイバー犯罪捜査官」として採用した。任期は一年。階級は警部補で、高度な専門知識を生かしながら巧妙化するサイバー犯罪の取り締まりに取り組む。

 為我井さんは一九九八年、同社に採用された後、約二十年にわたり全国の警察に向けて、捜査や情報管理のシステム開発に従事してきた。

 今後は県警のサイバー犯罪対策課に所属し、犯罪の温床となるサイトのパトロールやパソコンなど押収物の解析、専門知識を持つ容疑者らへの取り調べの補助などを行う。「サイバー犯罪対策という県民を守る業務に少しでも貢献したい」と意気込む。

 サイバー犯罪捜査官は、県警が民間企業の最新の専門知識や高度な経験を持つ人材を警察官として採用する取り組みで、昨春に初めて実施。昨年も同社のSEを採用しており、出会い系アプリを使った詐欺未遂事件で、容疑者の自宅から押収したパソコンを解析し、さまざまな証拠を収集するなどの実績を上げた。前任者同様、為我井さんも任期後は同社に復帰する予定。

 県警によると、昨年一年間のサイバー犯罪に関する相談は五千百八十四件で、五年前から約一・五倍に増加。摘発件数は児童ポルノ禁止法違反、不正アクセス禁止法違反事件など四百三十八件。二百三十九人を逮捕した。

 サイバー犯罪対策課の中出功次席は「為我井さんの持つ専門知識を、ほかの捜査員らが共有して、複雑で高度なサイバー犯罪を捜査していきたい」と期待した。 (西川正志)

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