収賄疑い元郵便部長逮捕 DM発送巡り飲食接待か – 日本経済新聞



 業者が発送するダイレクトメール(DM)の数量を実際より少なく申告したのを黙認した見返りに飲食接待を受けたとして、神奈川県警は15日、青葉郵便局(横浜市青葉区)の元郵便部長長谷川彰容疑者(52)=同県大和市=を日本郵便株式会社法違反(加重収賄)と背任の疑いで逮捕した。

 また、東京都中央区のDM発送代行会社「ティーティーオー」の元幹部、山橋政道容疑者(41)=東京都江戸川区=を同法の贈賄容疑と背任容疑で、元社員、荒井和也容疑者(29)=同=を背任容疑で逮捕した。県警は3人の認否を明らかにしていない。

 県警によると、日本郵便株式会社法の贈収賄容疑を適用するのは全国初。日本郵便の損害額は1億円を超えるとみられる。

 逮捕容疑は代行会社がDMを持ち込んだ際、数量検査をせず過少申告を黙認し、正規料金との差額を受け取らずに日本郵便に損害を与え、見返りに昨年1~8月、複数回にわたって計約60万円相当の飲食接待などを受けた疑い。

 昨年8月、日本郵便の内部調査で発覚した。信用調査会社などによると、代行会社はゴルフ関連事業なども手がけ、2016年11月期決算の純利益は約7億4800万円。利益の大半はDM事業によるものとみられる。

 DMを巡っては、京都府警が00~01年、数量をごまかして業者から現金を受け取ったとして、収賄容疑などで郵便局員らを逮捕。16年には都内の郵便部長2人が計7千万円以上を不正に値引きしたとして懲戒解雇されている。〔共同〕





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