「非正規、通勤手当の格差違法」契約社員へ支払い命令 地裁小倉、北九州の運送会社に – 西日本新聞



 通勤手当が正社員の半額しかないのは違法として、北九州市小倉北区の運送会社「九水運輸商事」の契約(非正規)社員4人が差額分の支払いなどを求めた訴訟で、福岡地裁小倉支部が1人当たり28万円を命じる判決を出したことが13日、分かった。同支部は「不合理な格差で労働契約法に違反する」と判断した。判決は1日付。

 原告団によると、同法違反で正規と非正規の手当の差額請求を認めた判決は九州で初めてとみられる。

 判決などによると、原告の男性4人は1996~2012年に時給制のパート社員として採用された。同社は通勤手当として正社員に月1万円、パート社員に月5千円を一律に支給していた。

 鈴木博裁判長は、正社員もパート社員も同区の北九州市中央卸売市場での作業が中心で、多くがマイカー通勤していると指摘。両者間で通勤時間などの大きな違いはなく「手当の格差は不合理」と述べた。原告らの同意がないまま、同社が皆勤手当を廃止した点についても「不利益の程度が大きい」などとして未払い分の支払いを命じた。

 労働契約法は正規と非正規の社員の間の不合理な格差を禁じるよう改正され、2013年4月に施行。これを受け、労働条件の格差是正を求める訴訟が全国で起きており、全国では、日本郵便などを相手取った訴訟などで一部違法とする判決が出ていた。

=2018/02/14付 西日本新聞朝刊=





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